〜うんちくのコーナー(過去の勉強会資料)〜 (2010年1月27日START)
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2010年1月27日 【接着・粘着・吸着・溶着の違い】
一般的に 接着と粘着とを同じ扱いにする人が多いです。それもそのはずで、どちらも英語ではともにAdhesiveで、表現上の差はありません。 日本語は素晴しいもので 接着・粘着・吸着と表現が多岐にわたっております。いったいこれらはどう違うのでしょうか?知らない人が多いので、うまくこれらを説明できたら、「ほお〜っ」ってことになります。日東化工内で圧倒的に多いのは、いわゆるテープ状のものでそれは粘着剤です。かなり強引ですが、接着剤と粘着剤とを一言で区別してしまうと、「固化するのが接着剤、餅状を保つのが粘着材です。」接着も粘着も、根本は上述の“分子間力”であり、同一の現象ですが、接着剤は 液状〜固化する過程があり、液状の時には接着力は皆無で固化してはじめて接着します。(時間がかかる) 粘着剤ははじめも後も餅状であり、最初からある一定の粘着力が得られます。(時間がかからない=作業性が早い)接着と粘着の差異2:リサイクル性・・・接着剤で接着した部分を剥してから、元に戻そうとしても戻らないように、固化してしまった接着剤は、もはや「接着剤」ではありません。その意味で、接着剤で貼りつけた材料は再分離できずリサイクル出来ません。一方、粘着材は、常に粘着材であり 上手にとることにより粘着材と材料とを分離できます。 基材破壊を防止したリサイクル用の両面テープなどでは、尚一層 分離作業が容易です。ゆえに 材料の再分離が可能であり 環境にもやさしくなります。次に溶着 溶着は、高温や超音波による振動により材料を溶かしてつけます。 ゆえに材料と材料をつける際の材料以外の接着剤や粘着材は必要ありません。同じ 素材同士であれば、溶着した場合 完全に同一樹脂だけなので そのままリサイクル可能です。次に吸着 吸着はマイクロ吸盤式や 顕微鏡に使用するプレパラートが水でひっつくような鏡面真空式の2通りありますが、いずれにしても空気の力で(大気圧)ひっつけます。空気が真空になりひっついているだけなので、空気が抜けるような環境 布であったりでこぼこの粗面であったりでは、もちろんひっつきません。
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